あらためて、元気にやっております。

3月11日を意識してブログを書こうというつもりはなかったのですが、
あえて書くことにしました。
というのも、確実に2011年3月11日以降に「びーはいぶ」も私達の暮らしも
大きな変化があったからです。
それでも、建物や備品や私達自身は無傷で営業やっていけることは変わりなく、
感謝しかありません。
避難することもなく同じ場所で暮らせることも幸運なことです。
ただね、、、何の不安もないといえば嘘になります。
この先に宿を続けていけるんだろうか?
放射能汚染は未来に大地や海にどう影響するんだろうか?
本当に福島第一原発は収束するんだろうか?
それでも、ここで暮らして宿を続けていきます。
それは、ここに家と宿があるから。
生き残った人間が、この場所で生活できる、そして商いを続けていけるということは
使命でもあるように思います。
また、放射線汚染も少なく暮らしていけるのだから、原発事故なんかに負けるものか!
という気持ちもあります。
福島の地物を使った料理も安心安全だからこそ、お客様にもご提供します。
もちろん自信をもって。
ここ数日は震災関連の番組が多いのですが、あまり観る気がしないので観ません。
ひとつぜひ多くの人にみてもらいたいと思ったものは、福島原発関係の報道です。
原発の今、原発被害のその後、それらは風化させてほしくない事実ですから。
と同時に、福島県外にも放射能汚染場所があるということ。
なぜ放射線検査をしないのか、具体的な身体チェックはしなくていいのか、と心配です。
原発立地県も、そうでない都府県も今一度原発の是非を考えてほしい。
増え続ける核のゴミの行き場もないのに、ね。
地震の津波で亡くなった方々も大変に痛ましい辛い現実ですが、生きて残った人々の
苦しい日々もまた同じ辛い現実が多々あります。
原発事故の後は、じわじわと人々を苦しめる陰湿さがあるように思います。
天災も人災もさける方法が、この先あるということ、生き残った人間は考える続ける
使命があるのではないでしょうか?
そんなこんな思いをもつ今日この頃ですが、今日もお客様がお泊りいただいております。
普通に営業しているという今日が、とても有難い気持ちでいっぱいです。
多くのお客様のおかげで2005年12月1日のオープンから今日を迎えることができて
明日も迎えることができます。
初心忘れずに、一日一日を暮らしていきます。
どうぞ、今後ともよろしくお願い申し上げます。
【投稿者:ひとみ】

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